東京地裁に破産を申し立てた英会話学校大手「ジオス」(東京都渋谷区)と、全国の329教室のうち、230教室(生徒数約2万9000人)の運営を引き継ぐジー・コミュニケーション(名古屋市)は21日の会見で「受講生の保護に努力する」と強調した。しかし、99教室が閉鎖されるうえ、すでに支払い済みの前払い受講料の返還も受けられないため、受講生らの不安は増している。
閉鎖予定の三軒茶屋教室(東京都世田谷区)に通う家事手伝いの女性(22)は3月中旬、4月から1年分の授業料25万円を支払ったばかり。従来は月払いしていたが、昨秋ごろから、担当者に度々一括前払いを勧められたという。同じく経営破綻(はたん)した「NOVA」に通っていた母親に「現金を集めるのは怪しい」と言われ、ぎりぎりまで支払いをためらっていたという。女性は「倒産を知りながら、一括払いを勧めたのなら、さみしい」とため息をついた。返金が認められないため、今後はジー社が運営を引き継ぐ近くの教室に通うことを考えているが、「自宅から遠くなり、先生も今まで通り教えてくれるのか不安」と話す。 同じく閉鎖される奈良市西大寺東町の西大寺ならファミリー教室では、様子を見に来た米国人講師、ダニエル・フリーさん(23)が「昨日のミーティングでは、支社長が経営は大丈夫と言っていたのに、今朝、電子メールで破綻の連絡が来た。うそつきだ。給料がもらえないと米国に帰れない」と怒りをあらわにした。 また、小学6年の娘(11)を北上教室(岩手県北上市)に約10年間通わせている同市の主婦、中村友美さん(51)は、夫や友人のメールで破産を知り、駆け付けた。同教室も閉校予定で「既に払った1年分の受講料はどうなるのか」と心配だった。 ジオスとジー社では、受講生に対し24日まで問い合わせ専用フリーダイヤル(0120・1344・46)を開設。午前10時から午後8時まで相談に応じるとしている。【井出晋平、馬場直子、湯浅聖一】 【関連ニュース】 ジオス:「お金は戻るのか」 破産申請に受講生ら困惑 ジオス:破産、負債総額75億円 競争激化で経営難に ジオス:英会話大手が破産、負債75億円 全国に329教室、一部事業譲渡 ジオス破綻:「お金、戻るのか」 受講生ら不安大きく ジオス破綻:「お金、戻るのか」 受講生ら不安大きく ・ 普天間基地移設先には触れず 鳩山首相、理解が得られたと手応え強調(産経新聞) ・ 金賢姫元工作員 来月日本招請へ 中井担当相、韓国側と詰めの協議(産経新聞) ・ <若年性パーキンソン病>異常ミトコンドリア蓄積が原因(毎日新聞) ・ <野菜高騰>スーパーは出血覚悟の「大放出セール」(毎日新聞) ・ 消費税率引き上げ、民主に要求…知事会特別委(読売新聞)
by 2hclqvr4xv
| 2010-04-22 18:54
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