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陸自内殺人で国が和解金(産経新聞)

 陸上自衛隊霞ケ浦駐屯地(茨城県)の宿舎で平成17年、3等陸曹の男性=当時(25)=が同僚の男に殺害された事件で、遺族が国に損害賠償など計約1億3千万円を求めた訴訟は14日、東京高裁(奥田隆文裁判長)で和解が成立した。国の和解金支払いなどが条件。原告・被告いずれも和解金の額を明らかにしていない。

 遺族側によると、高裁は1審東京地裁が否定した国側の安全配慮義務を一定程度認める形で和解協議を進め、国側も受け入れたという。1審は国に約3170万円の支払いを命じていた。

 昨年4月の1審判決などによると、3曹は17年5月、駐屯地の宿舎で就寝中、同僚の男にバットで殴られ殺害された。男は殺人容疑で逮捕されたが、心神喪失状態で責任能力がないとして不起訴になった。

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by 2hclqvr4xv | 2010-06-18 09:34
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